5月下旬の尾瀬の植物
ミズバショウ
2009/05/30
〜
05/31
5月の末、尾瀬は水芭蕉が美しく咲き他の花々はこれからの季節への準備を始めていた。
水芭蕉が両側に咲く木道を歩く・・・ すがすがしい白のミズバショウ
リュウキンカ
リュウキンカも見ごろだった。 遠くからこの花を見ていると”流金花”という漢字がぴったりくる
ミズバショウもリュウキンカも、水の流れに種を流されるため、こんな風に川の流れのような、 きれいな咲きかたになるらしい
金色の流れる川の様 近くで見るとこんなにあざやかな黄色い花!
コバイケイソウとギョウジャニンニク
コバイケイソウも、尾瀬の花の中では代表的な花。清々しい緑の葉がすくすくと育っていた
なかなか花が咲いてくれないと見分けがつきにくく、 今回、とても尾瀬の植物にお詳しい方と一緒だったため色々なことを教えていただけた。
葉っぱだけの時期は、コバイケイソウとギョウジャニンニクとがとても似ている。
ギョウジャニンニクは昔から食されていて有名だが、それと花がまだつかないコバイケイソウがとても似ていて
コバイケイソウには毒があるため時々間違って食べて大変なことになることがあるらしい。
また、両者は似たところに混在しているので要注意なのだとか・・・
緑がすがすがしいコバイケイソウ 緑の色がちょっと濃いのがギョウジャニンニク
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲは、尾瀬の植物の中でも、水芭蕉と並ぶ有名な花。
でも、このとき、尾瀬歩きをしている人たちの中で「あっニッコウキスゲだ!」と、
気づいた人は何人くらいいるのだろうか?私は「あっカンゾウだっ!これっておひたしにして食べるとおいしいのよね♪」
とか思いながら見ていたら、「これがニッコウキスゲだよ」と、教えてくださった(@_@;)
あのユリに似たニッコウキスゲがこんな風な若葉だとは知らなかった。ちょっとおいしそう(^.^)
カンゾウにそっくりな若葉の頃のニッコウキスゲ
サンカヨウ
とても素敵な花を教えていただいた。その名前は”サンカヨウ”
この花の どこが素敵なのかというと・・・普通に咲いていても白い花はそれはそれできれいだけれど・・・
この花が雨に濡れ、花びらが水をいっぱい含んで、きれいな水晶のような花びらに変身する。
この時期、二日目は雨に降られて、山歩きには残念な日だったのだけれど、その雨のおかげでこんなに素敵なものを見ることができてラッキーだった。
なんだか、幻の花といったイメージ。
トガクシショウマ
トガクシショウマを見に行きましょう。と言われ、知らない花が多いので、覚えるのが大変だった私には、
それがどんなに貴重な花なのか?そうでないのか?という判断がつかない。
ただ、どれも珍しく、どれもはずれが無く、楽しみに思いながらトガクシショウマを見に行った。
「来年も会おうね」と、お花をナデナデされている姿が印象的だった。本当に尾瀬のお花に愛情を持っていらっしゃるのだなと。
崖のところにしがみつくように 可憐に咲いている 珍しい白花トガクシショウマ
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマは、この時期には目立つ可愛いピンク色の花でところどころに咲いていた
鮮やかなピンク色をしたショウジョウバカマ
ニリンソウ
珍しく、白ではなく薄いピンクのニリンソウを見つけた。
ニリンソウ 薄紅をさしたようなかわいい蕾と花
ミヤマエンレイソウ
ミヤマエンレイソウが白い可憐な花を咲かせていた。
清楚な白い花をつけるミヤマエンレイソウ